2017年4月15日土曜日

技術や知識を他人に頼ればずっと頼り続けることになる

経営陣が外部からコンサルティングを導入したり、大学や研究施設から技術や専門知識を導入すると、社内では技術的に背伸びをした状態になり、これら導入が外せなくなる場合がある。コンサルティング側もそのようなことが契約を切られない理由になるため、安定契約の為に顧客に無理をさせて、コンサルが無ければ維持できないレベルにまで持ってくる。銀行などの貸し込みでも同じようなことがあり、何であれ、他者に頼れば頼り続けることになり、強くなるどころか弱くなる。格安旅行会社や法律事務所や司法書士事務所が、広告を出して顧客を誘引すれば、広告をバイパスした顧客からの収入で経営を維持することになるので、その動線となる広告を外すことができなくなる。このような、嵌め込むやり方は、道徳的とは言い難い。理想は、いつ契約を切っても良い立ち位置を維持すること、サービスを提供するにしても顧客の都合でいつでも切ることができることだろう。良い医師は、最終的には治療や薬に頼ることなく自立できるようにする。最終的に、縁が切れてこそ顧客が成長したと言える。

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