2017年2月27日月曜日

5つの化学は省人化を進める

先日、駅前にある地下時間貸駐車場が完全無人化されて自動販売機でカードを購入する形態に変わった。すると地上にあった機械式の時間貸し駐車場は月極駐車場となり時間貸し駐車場は廃業となり、窓口の担当者はいなくなった。省人化の荒波は、ガソリンスタンドからスーパーのレジ、銀行窓口まで及び、更には税理士の記帳や申告にまで及んでいる。スマートフォンが、あらゆる家電を呑み込んだように、間も無く、人口知能以前に、全ての人と仕事は4インチのフルイにかけられる。全ての生活や事業を4インチのサイズに収めることを考えなければ、生き残ることは難しくなると思う。これからの世界を生きる者は5つの化に曝される。ボーダレス化、フラット化、クラウド化、リキッド化、そして、場化。更にそれが進むにつれて反作用が軋轢となって揺り戻しを受ける。ボーダレス化が進めば均一化に対する軋轢はボーダーを求める急進化が生まれるように。そして富が一点に集まる時、それは社会の反作用の中にあるかもしれない。ボーダーの中、フラット化し得ないドット、クラウドに置き得ない情報やアナログ分野、そして他との交わりを絶ったソリッド。社会が化学変化する中でその変化に曝されない分野や構造に存在することが問われる。

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