2017年2月16日木曜日

レイチェル・カーソン「沈黙の春」

学校図書や教科書でもお馴染みの「沈黙の春」は、防虫を目的とするDDT等農薬の使用が、生体濃縮を経て魚類や鳥類を脅かし、更には人間を生命の海と見立てて発癌や不妊の影響を与えると警鐘を鳴らす。更に人間の血液に防虫機能を持たせるという例えは、後の遺伝子組換作物やデザインベビーを想起させる内容で、その優れた洞察力や先見性が示されている。

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