多くの若い男女が深夜の東京駅八重洲口から夜行バスに乗って地方に散って行く。その待ち時間、午後11時を過ぎると地下の商店街は閉店し、ハンバーガー屋が多くの客を集めている。アジアの彼方で子供が縫製したショートパンツやスカートをトイレで脱いで、これまた同じようなジャージに着替えて、これまたどこで作られたか分からない肉を挟んだハンバーガーを食べながら友人や恋人が隣に居るのに5インチの液晶を触りながら最終便を待つ。バスが到着するとトイレで水を汲んで店で歯磨きをした後海外のネズミのプリントされた合成樹脂の塊を詰めた袋を行商のような姿で抱えて降りて楽しそうに帰って行った。
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